先日研修で、株式会社エコライフエンジニアリング様の販売する「CASPAR(キャスパー)」というスマートホームAIの設置されているマンションのショールームに行きました。
CASPARとは、米国のベンチャー企業Brain of Things Inc.(ブレイン オブ シングス)が開発したスマートホームAIで、「スーパーセンサー」を中心に、家中に設置したセンサー類が稼働し、居住者の行動・習慣を記憶して学習・分析し、それぞれのライフスタイルに合わせて生活のサポートをしてくれるAIだそうです。
形状はとてもシンプルで壁に小さなスピーカーが設置されているだけです。ブレインは住宅の分電盤のようなものがCL内に格納されていました。
CASPARのサポートしてくれる内容としては、起床時間や就寝時間の設定を学習して照明やカーテンを自動制御し、不在時や使用していない部屋の照明を管理して消し忘れなどのロスを少なくしてくれます。また、音声入力やアプリで空調の管理をしたり、勉強、食事、パーティー等数多くのシーンに合わせて照明をセレクトすることも可能とのことです。
将来的には、人の行動から感情を読み取ることができるようになったり、寝ている人が咳き込んだ際に普段とは異なる様子を知らせてくれたり、薬の飲み忘れを通知してくれたりと、共同住宅だけでなく老健施設等にも展開していけるようになるそうです。
これからの住宅はハード面だけではなくIoT等ソフト面が急速に発展しているので、ソフト面でのトレンドも設計者として広くアンテナを張って押えていなければならないと改めて感じました。
株式会社エコライフエンジニアリング「CASPER」の紹介ページ