みなさんこんにちは。
日増しに暖かくなり、心地の良い季節となってまいりました。
ようやくマスクの着用が屋内でも個人の判断となり、少しずつではありますが、元の生活に戻りつつあります。
さて、そんなコロナ禍で企画段階から工事完了まで至った物件が、今年1月に竣工しましたので、ご紹介します!
場所は東京都渋谷区内の緑豊かな住宅地で、地上3階建ての低層マンションになります。
ボリュームと監理が東京本社で、設計を名古屋本社で行った2拠点合作物件です。
【外観】
こちらは外観になります。
プレーリー様式でみられる建物が水平に伸び広がる設計手法を見立てた各層のスラブラインを軸に、敷地周辺と調和したデザインとし、建物周囲には「ヤマボウシ」や「イロハモミジ」などの樹木を配し、季節の移ろいを感じさせます。
【エントランス】
エントランスホール正面には、かつて敷地周辺にあった和風庭園の滝の流れに見立てた木目調ルーバーが設えられ、住民を温かく出迎えます。ルーバー沿いのライン照明は調色機能付きで写真では夕方をイメージした色味になります。
【ラウンジ&コワーキングエリア】
広々として開放感あるラウンジ&コワーキングエリアでは、外の植栽を眺めながら、落ち着いて仕事や読書ができそうです。
在宅勤務の普及に伴い、コワーキングエリアには個室ブースも設けられ、人目を気にせずWEB会議ができたりと多様な働き方にも対応したスペースになります。
【内廊下】
シックで落ち着いたトーンの内廊下は、玄関横に間接照明が設けられ、特別感を演出しています。
この物件は私が初めて実施設計担当として携わった思い入れのある物件で、無事に竣工でき感無量です。
仕上材の見え方や現場の納まりなど、この物件で得られた経験を引き出しとして、今後のデザイン検討の際に活かしていきたいと思います。
この物件に関わった全ての皆様、誠にありがとうございました!