昨年末ごろの出来事ですが、2023年の冬に私が設計から監理までを通して担当した物件が竣工を迎えました。
三輪設計では監理専門で物件を担当する社員もおりますが、タイミングや物件によっては設計担当がそのまま監理を行う場合もあります。
その際は、自分で設計した図面を基に工事が進んでいくやりがいを感じながら、同時に、現場で生じる納まり等の諸問題や追加の検討事項に対して反省する場面もあり、非常に濃い時間を過ごすことになります。
設計段階でもっと詰めておくべきだったなとか、納まりをもっといろんな角度から検討しておくべきだったなとか、本当に気付くことが沢山あります。
そして、様々な場面で監理室の諸先輩方に助けて頂きながら、竣工までを乗り越えていきます。
足場の解体の際には、自分がデザインした建物がイメージ通りになっているのか、目地の色は馴染んでいるのか、建物全体のバランスは間違っていなかったのかをドキドキしながら迎えています。物件の経験を積んでも、毎物件しっかりドキドキします。
足場の解体が始まり、建物のファサードがチラッと顔を出したと聞けば、事務所から飛んで見に行きます。
そんなこんなで迎えた建物なので、竣工検査も終わりいよいよ引渡しとなると、感慨深いものがあります。引渡し直前の、建物が完成しているけれどまだ誰もいない状況で、建物を一人で見学するのが個人的にはとても好きです。
とりとめのない文章でしたが、日々こんなことを思いながら業務に励んでおります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。