今回は、時の鐘、蔵の街の川越の続編です
一番街の通りに、旧埼玉りそな銀行川越支店の移転に伴い、外観を変えずに内部を大きくきくリニューアルし、5月15日に『りそなコエドテラス』としてオープンしました。自称川越観光大使の私としては、皆様にご紹介したいと思います。
この建物の前身は、埼玉で最初の国立銀行で第八十二国立銀行として発足しました。
合併等の変遷を経て埼玉銀行から埼玉りそな銀行川越支店として令和2年まで営業していました。当初の建物は木造で、川越の大火で焼失し、その後、大正七年に現在の形の建物に建て替えられたものです。鉄骨造で出来ており、設計は三菱地所にいて丸ビル等を設計した、保岡勝也です。川越では他に旧山崎邸(現在も一般公開している)を設計しています。
「ビジネス創出を起点に、地域の未来をプラスにする」ことをコンセプトとしたインキュベーション&地域の魅力発信拠点として、地元の人や観光客に利用できるようにリニューアルし『りそなコエドテラス』として生まれ変わりました。
1階はカフェ、2階はレストラン、屋外テラス等、3階はインキュベーション コワーキングスペース、貸会議室があります。蔵造りの街並みの中に、大正の洋館ではありますが、不思議と調和しているのが興味深いもので、川越のシンボルの一つとなっております。
1階 カフェ
2階 レストラン
旧金庫室入口
ギャラリー
建物の他に御紹介したいのは、建物1階の旧金庫室にはギャラリーとなっていて、この銀行の創立に関わった、渋沢栄一の書が飾ってあります。
『順(じゅん)理則(りそく)裕(ゆう)』という書で横型の額に納まっております。
「理に従えば、すなわち裕かなり」という意味だそうです。
ちょっと興味がわいて渋沢栄一の言葉を検索してみましたら、いくつかありました。よさそうなものを挙げてみました。こんど一万円札の肖像になる人なので、参考まで。
以上今回は、蔵の街と時の鐘の川越で、古きものから、見た目はそのままに、新しく変容していく建物に興味を持ちましたので、ブログにまとめてみました。
是非、川越にお越しください。