スタッフブログSTAFF BLOG

造成工事 現場見学会 (安田室スタッフ)〈東京本社〉

2024/7/23

6月28日、梅雨の雨空の中、弊社設計・監理物件の現場見学会が行われました。今回見学を行ったのは、敷地面積が1万㎡を超える、広大なエリアの中に5棟ものマンションが建つ大型プロジェクトになります。今回は建物本体が建つ前の擁壁や造成工事を見学してきました。

 

道路境界のバリケードから中に入った様子。一般では立入り出来ないため、この業界に入って良かったなと思うところ。右手側に見えるのは高さ5m相当のRC擁壁で、奥には養生中の型枠が見えます。

 

泥が資材等に付かないように地面には鋼板が敷かれ、重機が走行しやすいよう配慮されていました。現在はまだ更地部分が大半を占めてましたが、これから徐々に建物が組み上がっていくと思うと期待が膨らみます。

 

奥には大規模な作業構台(工事用の作業足場)が見えます。工事用車両の通行、資材の仮置きスペースの場所になります。今後敷地奥を建てていくため必要になり、すでにトラッククレーンが作業されてました。

 

作業構台の上から見た様子。中央のタワークレーンとトラッククレーンの計3台で稼働されており、工事規模の大きさが伝わります。中央に既成杭とフーチング型枠が見え、これから建物が建つ位置が分かります。

 

現在クレーンが作業されている場所で、建物基礎部の配筋を組んでいる箇所です。最終的にコンクリートで隠れてしまう配筋ですが、こうして見るとかなりの量の鉄筋を使用していることが分かります。

 

最後に、最終的に建物のアプローチとなる部分の山留めの様子です。周囲へ土砂が崩れないよう、H鋼杭材と木矢板で重厚に作られていました。今回敷地全体の高低差が最大で17mもあるそうで、このような山留めや擁壁が随所に見ることが出来ました。

 

今回1万㎡規模の大規模な物件を見学させて頂き、非常に勉強になりました。完成が待ち遠しいですが、現場が進んでいき、建物の姿が見える頃、また見学出来たらと思います。