こんにちは。7月に入り、崩れた天気が続いています。
すでに蒸し暑い気温ではありますが、梅雨が明けると暑さが本番です。くれぐれもご自愛ください。
先日、三輪設計名古屋本社の裏にあるでんきの科学館にて「木の家具40人展」に行ってきました。
こちらの展示会は木工に携わる40人の方々が椅子や机を中心とした家具やインテリアなどを展示しており、木工を通した交流のイベントとなっております。
こちらは私の大学の先輩の展示作品です。
写真左手にある管楽器が置かれた椅子は、楽団のための椅子です。
演奏者が楽器を演奏する時に最適な姿勢で座ることができ、席を立つときには楽器のおき場所となる、楽器と人の両方が座ることができる椅子となっているそうです。
会場では実際にバリトンを演奏している様子が見られ、非常に見ごたえのある展示でした。
ほかにも木工家の方々とお話しすることができ、なかには建築の構造から考えて家具を制作されているという方もいました。また、製作上の数ミリ単位のこだわりや細かな意図を知り非常に興味深い内容の展示でした。
公共住宅を計画する上では中で暮らす人のことを良く考えなければなりません。
多くの有名建築家が椅子をデザインしているように、椅子一つには人の暮らしを左右するだけの力があり、建築と密接な関係を持っているものだと思います。
椅子の細部に魂を込めてデザインするように建築に対しても同じ気持ちが必要ではないかと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。