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施工現場から学ぶ(鶴見室スタッフ)【名古屋本社】

2025/3/25

 

皆様、こんにちは。

徐々に暖かくなってきましたね。

 

 

弊社では年に数回、施工現場の見学会があります。

施工中の共同住宅の住戸内を中心に見学していくのですが、上階から下階へ下っていく中で型枠工事、設備電気配管、ウレタン吹付(断熱材)、造作工事と、住戸が作られていく過程を見ることができます。

その流れの中で、設計に関わる留意点や現場に出ないとわからないところなどを実際に見て触って学ぶことができます。

 

今回のブログでは、私が見学会で学んだ“現場に出ないとわからないところ”をご紹介しようと思います。

 

 

 

 

コンクリートが無数の円で刻まれていますね。

これを“目荒らし”といいます。

これは模様ではなく、コンクリート下地とタイル下のモルタルの剥離防止として行われます。

一級建築士で問題として取り上げられていた記憶があったので、実際に見て驚きました。

 

 

 

 

続いてはこちら。

注目していただきたいのはコンクリート壁面とサッシの間にある白い四角の物体。

これはクッションです。

このクッションはサッシや方立が熱による膨張によってコンクリートがひび割れを起こすことを防止するために設けているとのこと。

 

 

 

 

続いてはこちら。

これはサッシを壁に固定する金物で、通称“アヒル”です。

“アヒル”という名称は、横から見た姿がアヒルに見えたからそう呼ばれているとのこと。(Google調べより)

図面を描くときにサッシの納まりを調べていたので物は知っていたのですが、百聞は一見に如かず、実際に目で見て触り理解を深めることができました。

 

 

普段はデスクワークで紙や画面とにらめっこしながら仕事をしています。

その中で見て触る機会は貴重な体験だと思いました。

業務の効率化が問われる中で、深く理解することが効率化の近道だと考えています。

それができる機会をこれからも逃さず、日々精進してゆきたいと思います。