クレヴィア赤羽ステーションテラス集合住宅

物件情報

建物外観は南側を水平、北側を垂直の異なるラインを強調しファサードに変化を持たせました。南側は明るい日差しを受け、白いスラブの積層感を狙い、北側は陰影を受け垂直マリオンで彫の深い外観を演出しています。カラーアクセントとして、赤羽の地に根付いた色彩でもある赤褐色のボーダータイルや左官調仕上げを用いて妻側のデザインを構成しています。引きのあるアプローチからエントランスホールまで一筆書きの動線をリズミカルでストーリー性のあるシークエンスに構成させるため、間接照明を天井や壁際に散りばめ、光の表情を演出しました。歩を進めるごとに期待感の膨らむ仕掛けとして風除室は敢えて天井高を抑え閉鎖的な空間とし、エントランスホールの広がり・明るさを強調しました。エントランスの飾り棚は南側の採光でグラデーションに見せるように、凹凸のある造形とし、彫りのあるアートパネルを用いて繊細な陰影を演出しています。本件は、「赤羽」駅周辺の賑わいにも豊かな自然環境にも近い“都市圏と生活圏のクロスポイント”とも言える立地です。この地の多彩な個性と住まい手を結ぶレジデンスを目指して「住人結色(じゅうにんゆいろ)」を基本コンセプトに掲げました。「結色」とは共同で事を成す「結い」と、個性を示す「色」を組み合わせた造語です。ここに住まう方々が自然に繋がり豊かなコミュニティが育まれることを目指しました。