バウス藤沢集合住宅

物件の詳細

物件情報

用途 集合住宅 竣工年 2024年
所在地 神奈川県 構造・規模 RC造・地上15階

逆梁構造フレームを採用したすっきりとした品格あるシルエットで、彫りの深い陰影のある形状をベースに多様な間取り内包したレジデンスと藤沢の街の賑わいにふさわしい外観をデザインしました。

印象的なテクスチャーの素材であるサンドエレガンテでメインファサードを構成しました。サンドエレガンテは、天然の貝、砂、石の持つ素材感を融合することにより、自然の風合いを生かした意匠を持つ高級装飾仕上塗材です。湘南エリアのさわやかさをイメージしたホワイトをベースにモダンな印象のグレーが縦横・柱梁に変化をつけて配置しています。ブラックの縦ラインとボーダーラインをアクセントに施し、計画地が該当するサム・ジュ・モール景観形成地区の景観形成目標である賑わい・親しみ・洗練された遊び心ある景観を表現しています。南側基壇部分には、グレーの大判タイルを用いてしっかりとした構えを造り込み、水平のラインを強調したボーダーと庇が小道の空間奥のエントランスへと誘います。

エントランスは、藤沢駅から続く商店街から繋がる小道の空間とエントランス・集会室が前庭を介してつながりを持てるように配慮しました。緑の木々のイメージを持ち込んだ木目のルーバーや、小道空間の床材に似た石目調タイルを用い、壁の大判タイルはエントランスの内外で統一したものを使用しました。風除室前・集会室前の天井がそのまま外部庇に伸びていくような構成とし、前庭部分のガラス開口部は意図的に凸凹の出入りを設け、室内外の連続性を感じるられる設えにしました。エントランスの奥に進むと、湘南エリアの自然や風、木々の揺らめきをイメージモチーフにした波型パネルを空間のアクセントとしてデザイン性を高めています。